Paradeは終わらない

本気のエール、受け取って

ドリフェス!と私 (2019年版)

2018年3月5日から一年経ったので、改めてドリフェス!と私を書きます。

武道館のあの日から、ずっと考えている。
私たちは明日に来ることができたのだろうか。

去年の3月5日、ドリフェスプロジェクトの収束が発表された。
今まで生きていた中でも5本の指に入るくらい泣いた。泣いて泣いて、気付けば夜が明けていた。そしてあの日から、私の闘いは始まった。
「ひとつでも多くのドリフェス!を、この世に残すため」の闘いだ。

自分もこれでもそれなりの年数の社会人をやってきているので、会社としての考え方を理解しているつもりである。一度決まり、公表されたプロジェクトの決定を覆すのは簡単な話ではない。
ならば、ひとつでも多くのドリフェス!と名のつくものを残したい。後世のためだとか、人類の損失だとか、理由はいくらでもあるが、何より自分の精神を安定させるためだ。誰のためでもない、自分のために闘う決意をした。

DMM VR THEATERでのイリュージョンshow timeの最後の挨拶で、DearDreamリーダーの純哉くんは言っていた。
「もっと俺たちのことを知ってもらいたい。もっともっと俺たちの歌を聴いてもらいたい。そのためだったら、何だってする」
推しグループのリーダーが、何だってすると言った。ファンである自分も何だってしたいと思った。

一年前の自分は武道館の日を迎えたら、すべてが終わるのだと思っていた。次の3月5日はどうなっているかなんて、想像もしたくなかった。けれど実際はプロジェクト収束発表の一年が経った今でも変わらずドリフェス!のオタクでいる。関連窓口への要望メールは相変わらず送り続けているし、私たちの闘いはまだ続いている。
しかしアイドルたちのTwitter更新停止や、あんなにたくさんあったコラボの終了、私たちを取り巻く環境は激変した。そのことが何よりさみしい。
私たちは勝ったのだと、自信を持って言いたい。言いたいけれど、素直に言えない自分もいる。だって、まだ取り戻していない。大好きだったあの場所を取り戻せていない。
ひとつでも多くのドリフェスを残したい、その言葉に嘘はない。けど本当に本当の本音を言えば、アプリでまたあの7人にドリカを飛ばしたい。自分が選んだ衣装を受け取って「ありがとう!」と言う彼らと一緒にライブを楽しみたい。
この気持ちが、中国版アプリが稼働したら少しは治まるものなのかどうかは分からない。

今、自分が立っている場所は、一年前の自分が想像出来なかった「明日」だ。
武道館で14人に「明日も生きて行こう」「イケるっしょ!」と背中を押されたから、辛うじて立てている。Twitterで奏くんが「また会おうね!」と言ったから、「また」を信じて立てている。同じように諦めきれないドリフェスのオタクがいるから立てている。
それも含めて、一年前の自分には想像もできなかった。
2018年3月5日に、終わりを告げられた。けれど同時に何かがはじまった。

DMM VR THEATERでのライブで、いつきくんは言っていた。
「俺たちに会いたいと思ってくれている、すべての人に会いたい」

その言葉を信じて、これからも彼らに会いたいと想い続けます。彼らとまた会える、まだ見ぬ明日のために。